娘は現在小学1年生。昨日寝る前に、こんな不安事を打ち明けてきました。
「死ぬのが怖い。死ぬとどうなるんだろう。」
死んだ後の世界に、天国や地獄はあるのだろうか。もしそんな場所がないのなら、死んだ後わたしたちはどうなってしまうのか。
未知なる死への不安から、しくしくと泣き始めたのです。
よくよく話を聞くと、その日の学校からの帰り道、バックしてくる車にぶつかりそうになり、慌てて走って避けたことを教えてくれました。その時の驚きと恐怖から、初めて自分の死を想像したのかもしれません。
この7月に、彼女の曽祖母が亡くなったり、祖母の病気が発覚したりと、死を連想させる出来事が続いたことも原因にあるように思います。
「ママやおばあちゃんが死んだら嫌だ。」
「楽しいことはあるけど、いつか死ぬなら、生まれてこない方がよかった。」
この世に生まれて7年、死への恐怖を抱いて泣く娘の姿に、なんというか、、成長を感じました。
お化けやホラーに興味を持ち、手で目を隠しながら、でも怖いもの見たさで指の隙間から動画を見たり、
妖怪やサンタクロースの存在を信じる気持ちと、存在しないんじゃないかという入り混じった気持ちに揺れていたり、
今の彼女の頭の中は、現実とファンタジーが隣り合わせで存在し、覗いてみたいけど怖い、、という相反する思いが巡っているのでしょう。
わたしにも、そんな事を考える時があったなと思いつつ、さて今娘に、どんな言葉をかけてあげるのがいいのかな、と考えました。
「知らないから怖い」
未知への恐怖は、経験をもってしか対処できないよなぁ。。
「ママは死んだことないから、死んだ後どうなるかわからないし、死んだ人に聞くこともできないよね。ママも小さい頃、死んだらどうなるんだろう、って考えて怖くなったことあるよ。死ぬって怖いことだと思うよね。
でもね、今はあんまり考えることもないかな。いつかは死ぬけど、それより今こんなことしてみたい、とか、こんな所に行ってみたい、とか、おいしいもの食べたい、とか、楽しいこと考えて毎日生きる方がいいと思わない?
それにね、今日車にぶつかりそうになったなら、これからは車の後ろ側を歩かないようにすれば大丈夫。話してくれたから、一緒に解決方法を考えられる。事故や病気は防ぐことができるし、そこはママがあなたを守るから大丈夫だよ。」
こんな風に言葉をかけました。少しは安心してくれたのか、娘はすぅっと寝息を立て始めました。
これからたくさんの事を経験して、死や、いろんな物事にどう向き合っていくのか。娘の心の中には入れないけれど、娘の成長を見守りながら、一緒に考えていきたいと思った夜でした。